身体のための椅子選び
体格に合っていない椅子はNG
現代人はパソコンを使ったデスクワークや事務作業など、何かと座って仕事を行うデスクワークの機会が増えています。デスクワークにかかせないものと言えば机ともうひとつ、自分の体格に適した椅子があります。体格は人それぞれです。身長が大きい人もいれば小柄な人もいますし、体重が比較的重い人もいれば軽い人もいる。さまざまな体格の人、それぞれに適した椅子を選ぶことが重要です。
とは言うものの、仕事場やオフィスで座る椅子を自分の体格に合わせた製品を用意することはかんたんではありません。もし、職場で自分が椅子を購入できるのであれば、自分の体格に合った椅子を導入することをおすすめします。職場で自分専用の椅子を用意できない場合には、背当てクッションや腰当てクッション、座布団、踏み台などを使って自分の体格にカスタマイズすることで身体にかかる負担を軽減できます。
自宅で使う椅子の選び方について
自宅のパソコンデスクや書斎机に合わせて椅子を選ぶときには、まずはしっかりした頑丈な椅子を選ぶことが第一です。現在では市販の組み立て式の安価なパソコンチェアーなどもネット通販で販売されていますが、安価な組み立て式のパソコンチェアーは耐久性が低く、使用中に椅子がゆがんだり破損する確率が高いのであまりおすすめできません。
このため、自宅用の椅子を選ぶときには大手メーカーの既製品、すでに組み立ててあるしっかりとした頑丈なオフィスチェアーやマネジメントチェアー(役員椅子)を選ぶことをおすすめします。大手メーカーの既製品は安い物では数万円台、高いものでは10万円以上、中には数十万円の製品もあるため、予算が限られているときには中古の製品を購入するのも良いでしょう。ただし、中古の製品を選ぶときには椅子の状態をしっかり確認してから購入するようにしてください。
体格に適した椅子で身体の負担を軽減
自宅用のパソコンチェアーを購入するにはネットの通販を利用するのが一般的です。通販は自宅にいながらにして製品を購入できるすぐれたシステムです。しかし、通販の場合、座り心地を試すことがむずかしいため、イメージと異なる製品を購入してしまうこともあります。
このため、もし可能であれば中古製品を扱っている家具屋やリサイクルショップを訪れ、実際に椅子に座ってみて自分の体格に合っているかどうかを見極めることをおすすめします。試し座りができれば買い物で失敗する確率は低くなりますし、自分の体格に適した椅子を買うことにより、身体にかかる負担を軽減する効果も期待できます。