風邪の時は内科と耳鼻科どっちがいいの?
2021/07/30
風邪の症状で内科か耳鼻科か決める
風邪を引いた時、内科を受診しようか、耳鼻科を受診しようか悩まれる人も多いでしょう。一般的に、内科受診者が多いのですが、症状によっては、耳鼻科を受診したほうが良いということもあります。では、どのような場合に耳鼻科の受診が必要なのでしょうか。耳鼻科の専門は、耳や鼻や喉の症状です。そのため、ものすごく鼻水が出て大変とか、耳が痛い、喉が痛いというような場合は、耳鼻科で処置をしてもらうことで、症状が和らぐことが多いです。耳鼻科では、処置として鼻の中に薬をスプレーして鼻の通りをよくしてくれる、喉の中に薬を塗ってくれるなどがあります。これらを行うことで、炎症を早く抑えることができるのです。
倦怠感が強い場合は内科を受診しよう
耳や鼻や喉も気になるけれど、全身がだるくて仕方ない、熱が出ている、寒気がする、お腹の調子も悪い、食べられないというような症状があるなら、内科を受診することをおすすめします。内科では、全身症状をみて薬を処方してくれます。そのため、鼻や喉などの症状にも効果的な薬を処方してもらえるのです。そのうえで、部分的な処置を受けたいのであれば、耳鼻科を受診して処置を受けてください。内科はかかりつけの病院がある人も多いと思います。特に持病を抱えている人の場合は、まずはかかりつけの病院に受診されることをおすすめします。持病がある場合、軽い風邪でも重症化してしまうことがあるので、早めに受診しておきましょう。これまでの病気の経緯、処方薬なども主治医ならしっかり把握できているので、安心して受診できます。
内科での風邪治療は?
内科で風邪の治療を受ける場合は、漢方薬や風邪薬、症状によっては解熱鎮痛剤や、抗アレルギー剤などが処方されることもあります。一般的な総合風邪薬が処方されることもあるでしょう。さらに、細菌が原因となっている場合は、抗生物質が処方されることもあります。食事がとれない場合は、点滴を行う、どうしても動かなければいけない時は、筋肉注射などが行われる場合もあるでしょう。早く治すためには、安静が一番です。消化が良いモノを食べて、水分を補給し、身体を休めてください。日頃から風邪を引くことが減るように免疫力を高めておくようにしましょう。季節の変わりめなどは、風邪を引きやすくなるので、体調管理をしっかり行ってくださいね。